「イギリスの美しい本展」
千葉市美術館
2006年7月22日(土)― 8月27日(日)
日曜日の試写会の前は、お久しぶりの展覧会へ。
図書館でチラシを見つけて、先月から楽しみにしていました。
(実はこっちの方が、この日のメインイベント。)
千葉市美術館は、入り口は違いますが、千葉市の中央区役所と同じ建物に入っています。
ものすごーく立派な建物で、初めて各種届出をしにきた時は、「えっ?これが区役所?」
ってびっくりしましたが、美術館と思えば納得。
美術館の受付は7階ですが、その前に11階へ上がります。
レストラン「かぼちゃわいん」でまずは腹ごしらえを。
このお店、本店も千葉駅から徒歩圏内にあり、知人から「美味しいよ」とは聞いていたのですが、他にあまり用事のない方面にあるので、中々行く機会がありませんでした。
美術館のHPをみた時に、ここに支店があることを知り、この日はぜーったいランチを食べよう!と決めていたのです!!(本当は、これがメインイベント?!)
店の内装はいたって簡素な感じですが、大きな窓に向けて置かれた長テーブル(カウンターと言うよりは、長テーブルというのがあっている気がしました。)に座れば眺めもよく、天気の良い日は気持ちがいいです。
美術館併設だから、そうだろうとは思っていたけど、1人でも入りやすい雰囲気です。
ランチは、魚料理、ハンバーグ、ワンプレートもあればコースメニューもありと豊富。クリームクロケットとチキンのセットをオーダー。
暑い中を歩いてきたので、ビシソワーズがしっかり冷えていて喉ごしもよく、好印象。
コロッケの中からは、ごろんとした海老が登場!
鶏肉も皮がパリパリに焼いてあって、好みの味でした。
これにグリーンサラダと飲み物(コーヒーor紅茶)が付いて、1050円とコストパフォーマンスも◎。
おまけに、お会計の時に、美術館の割引券もいただいて嬉しいかぎり。
今後、美術展に来た時は、必ず寄ることになりそう♪
さて本題へ。
その昔、書物は紙面を折りたたんだ状態で売られていて、購入者が製本していたのだそうです。
その結果、所有者の好みが反映された様々な装丁の本が生まれ、その美しい本たちを観られるのがこの展覧会です。
2部に分かれていて、1部では美しい挿絵とその歴史が、2部ではイギリス国内で最も権威のある製本装丁家協会、「デザイナーズブックバインダーズ」の作品が紹介されています。
休憩用の椅子には図録などと一緒に、挿絵が紹介されている絵本が置いてあったりして、小学校以来?「ハーメルンの笛吹き」なんぞ読んでしまいました。
挿絵も素敵でしたが、大量生産ではとうてい考えられない豪華な装丁には、心ときめきました。
デザイナーズブックバインダーズは、確かな技術が認められた人しか入れないそうですが、日本人の方の作品もありました。
←の写真の1番左の、もこもこした作品は、松野有子さんという方の「子犬のポンピィ(フランシス・コヴェントリー著)」の装丁。
遊び心いっぱいで、これが1番気に入りました。
展示室の最後の部屋では、はがき絵本を作るコーナーもあり、子供さんと一緒に来ても、楽しいかもしれません。
この展覧会のチケットを買うと、同時開催の「スターよ永遠に 追善浮世絵展」も見ることができます。
なんとこの展示、フラッシュをたかなければ、写真を撮ってよいのだそうです。せっかくなので。パチリ!
千葉市美術館、中々素敵なところですよ!