「アガサ・クリスティーの奥さまは名探偵」
アガサ・クリスティー没後30年を記念して作られた、トミーとタペンスシリーズの「親指のうずき」が原作の作品。
クリスティーファンとしては見逃せません。
もちろん単館上映で、千葉でやる予定はなく、東京まで観に行かなくては!と思っていたところに試写状が。嬉しい♪
晩御飯をサボることをダンナに許可してもらったので、仕事が終わってそのまま新橋に向かいました。
夕食は「好好亭」でさらっと鶏粥を。
お店に入ってみたものの、メニューの端っこが割れていたりと今ひとつな感じでしたが、お粥はしっかり味付けしてあって美味しかったです。
トッピングとか、野菜もほしいところだけれど、600円という安さ、文句は言えません。
サイドメニューも頼めば色々ありましたが、早い時間でおなかもあまり空いておらず、
時間もなかったので今回はパス。
ランチは点心もついていたりして、お得なようです。
会場は銀座のヤマハホール。見に来ていた人の95パーセントくらいが女性でした。
受付で試写状と引き換えに、映画のチラシと抽選券、イギリスつながりということなのか、日東紅茶のティーパック1箱をもらいます。
スポンサーが複数ついているようで、上映前にMCの方からいくつか商品のPRと、
抽選会があり、私はかどやのごま油のセットが当たりました。
至れり尽くせりな試写会です。
元々はクリスティーですから、イギリスの作品ですが、制作はフランス。
舞台をフランス・サヴォワ地方に移し、主役の2人の名前も、プリュダンスとベリゼールに変っていました。
私が読んだことのある「トミーとタペンス」の作品では、2人とも20代だった筈なので、最初、中年夫婦の登場に違和感がありました。
が、このシリーズは連作短編もあわせて5作品あり、親指のうずきは4作品目。最初の作品から最終作が書かれるまでに50年以上の年月が経っているのですから、主人公も年をとるわけだ、と納得。
ちなみに最後の作品では2人とも75歳なのだそうです。
クリスティー原作と言えど、フランス映画に謎解きの醍醐味を期待してはいけないことは、
「マダムと奇人と殺人と」でよ〜くわかった上で行ったので、そこでがっかりすることはありませんでした。
カトリーヌ・フロがとにかく魅力的。50歳とは思えない可愛さです。
録画だけしてそのままになっている彼女の代表作、「女はみんな生きている」も観なくては!
ミステリーを期待して行くと、たぶんがっかりしてしまいますが、魅力的な登場人物達や流れる雰囲気、田園風景をのんびりと楽しむのにはよい作品。
ファンの贔屓目も多分にありますが、私は楽しめました。
原作ではちゃんと謎解きの楽しみもある筈なので(笑)、今図書館から借りてきている本を読み終わったら、読んでみようと思います。