水曜日は退勤後,同じ職場のKちゃんとはるばる新橋へ。
ワーナー試写室で
「Venus」という作品の、DVD発売記念の試写会に行ってまいりました。
【STORY】
モーリス(ピーター・オトゥール)とイアン(レスリー・フィリップス)は、
1度も大役を演じることもなくベテラン俳優となってしまったさえない
役者仲間。
ある日、イアンの姪の娘ジェシー(ジョディ・ウィッテカー)が田舎町から
やって来たことにより、2人の穏やかな生活は一変。
モーリスは自由奔放なジェシーに夢中になる。
(シネマトゥデイ)
昨年、何かの試写会の時にこの映画の予告編をやっていて、その時のコピーが
「男って、いくつになっても…」
だったのだけど、まさにそんな映画。
昔はモテた70代のおじいちゃんが、20代の女の子に恋をする。
ピーター・オトゥールという往年の名優が演じるわけだし、もっと上品で洗練された役柄なのかとおもいきや、どうしようもない困ったじいちゃんでした。
相手のジェシーも…恋するにしても、他の20代にした方がいいんじゃないかと(笑)
いただいたプレスを読んでいたら、ふきだしてしまいました。
ジェシーは「『リトル・ブリテン』のマット・ルーカス演じるキャラクターからインスピレーションを感じた。」のだそうで…って、えーっ!えーつ!!だって、
この人ですよっ!
確かに最初登場したときは、こんな感じのメイクだったな…
自由奔放というよりは横暴な彼女に夢中になり振り回されるモーリスを、滑稽で、情けなくて、哀れで、でも自業自得だよな…と思いながら観ていました。
この作品は、モーリスともジェシー、どちらに共感するかで大きく印象が変わると思います。
モーリスに共感できる、同世代かその予備軍の方々には、きっと切ない、感慨深い作品になるのでしょう。
私が共感したのは…どちらでもなく。
したとすれば、モーリスと別居している妻のヴァレリー。
長い間、浮気をしちゃあ出て行く困った夫に、呆れつつあきらめつつも、愛情を持って接する、強い女性でした。
数分の登場ながら印象深い役柄を演じたヴァネッサ・レッドグレーヴ、他の作品は観ていませんが、素晴しい女優さんなのでしょうね。
ジェシーが、今後素敵な女性になるであろう予感がするラストは良かったです。
この試写会、なんと鑑賞後に別室でフィンガーフードと飲み物付き!
という豪華版。
ベーグルサンドがとっても美味しかった〜。
ごちそうさまでした♪
ワーナーと言えばやはり彼→
試写室の出口にいて、帰りを見送ってくれました♪