そして翌朝。
夜はものすごい雨が降って雷までなっていたのに、素晴らしい快晴です!さすが観光大国(?)
ポワラーヌでショソン・オ・ポンムを買っきて朝ごはんにした後は、ヴェルサイユに向かいます。
メトロでサン・ミッシェルまで行き、RERのC線に乗り換え。
時間がギリギリだったのですが、運よく誰も窓口に並んでいなかったので、すぐ切符が買えました。
改札を通ると同時に電車が来たので乗り込みました。セーフ!…が、しかし。
時刻表でチェックした乗るべき電車は、8時4分発だったのですが、乗って、一息ついてから手元の時計を見ると、ちょうど8時4分を指していたのです。
電車が遅く来る事は多々あるでしょうが、早く出発ってありえないよねぇ…?時計は正確に合わせたと思ったんだけどな〜。
不安になったので、近くにいた迷彩服のお兄さん軍団に、「この電車はヴェルサイユに行きますか?」と聞いてみました。
2,3人が路線図を確認してくれたけど、「行き先が途中で2つに分かれているから、僕たちは(途中で降りるから)この電車がどちらに行くのかはわからないよ。」との事。
お礼を言って、他の人を探すと…お!観光地に行きそうな、家族連れを発見!
きっと今からヴェルサイユに行くんだよね?と期待を持ちつつ、「この電車はヴェルサイユに行きますよね?」と聞いてみたところ。
「行かないわよ♪」
えーーーーーっ!!!慌ててアンヴァリッドで降りました。
幸いまだ行き先が分かれる前の駅で降りられたので、同じホームで数分待って、乗るべき電車乗り換える事に成功、ほーっ。
車両は2階建てになっていて、何となく前を歩いていた女性につられて下の階に行ったのですが、次の駅でその女性含む数名が降りて、閑散とした状態に。
落書きだらけの車内にいるのは、私の他には、後ろに迫力ある体型の黒人のお兄さん1名、前に大音量で音楽を聴いていると思われるヘッドフォンをしたお兄さん1人。
何だか落ち着かないなぁとふと前を見ると、1枚のポスターが。
「危ない目にあったら、3117にすぐ電話してね!」
と、書かれているように思われます…。
って、言われてもね…?(電話のかけ方もよく分かってないのに)
背筋がヒンヤリしてきた私は、"あら、何だか上の方が見晴らしがよさそうじゃない?"的な(恐らく誰も気にも留めていない)小芝居をしつつ席を立ちました。
2階に上がると何のことはない、「私たち今からヴェルサイユに行くんです!」という方々がたくさんいらっしゃいました。
皆さん、RERにご乗車の際には、2階席が断然オススメです!
(私が知らなかっただけで常識なのかもしれませんが ^^ゞ)
駅からは、人の流れにのって数分歩いていけば、目的地到着です。
しかし…
開館時間前だというのに、何ですかこの行列は!
私は日本からネットでチケットを購入して行ったのでこれで済みましたが、そうでない方は、まずチケットを購入する為の長蛇の列に並び、その後またこちらに並ぶという、炎天下の中気の遠くなるような事になる様子。
お疲れ様です…。
途中、横入りしようとする集団がいて、横入りされそうな人達との、係員を巻き込んだ戦いが勃発したりして、これが見ている分には中々面白く(お客さんも係員も、強い!)、待ち時間は意外と早く過ぎました(笑)。
受付でオーディオガイドを借りた後は、豪華絢爛な宮殿内を鑑賞。
その後はプチトランで広い園内を回ったり、噴水ショーを楽しんだり。
折りたたみの雨傘を日傘として使わずにいられないほどの炎天でしたが、景色の素晴らしさを思うと、晴れてよかった〜。
正直なところ、行く前は「えっ、どうして行かなかったの?」と言われ続けるのが面倒だから行っておくかな…程度のやる気だったのですが、一見の価値はある場所だと思いました。